友人s

  • 2022.11.17 Thursday
  • 12:19

20xx年12月xx日 厳しい冬の寒さに襲われる町の路地裏


救いを求めている者や
求めていなくても力がない者を助けるのは
当たり前だと思っていた。

だからそのことに疑問を投げかける君を
肯定することはできなかった。
きっと理解しようとしてもできなくて
どこまでいっても平行線なのだと思っていた。
だけどあの日を境にそれが僕の中で脆くも崩れた。
僕が見たものは全く予定外で想定外の事実だった。

君は僕の唯一の友人だ。
それだけはどんなに時が経とうと変わりはしない。
僕たちはいろいろなことを話した。
他愛のない話からこの先の僕らの世界の未来についても・・・
本当に楽しかったよ。
君も僕のことをそんな風に今も思っていてくれるだろうか。

そう思ってくれているならそれでもう十分だ。

僕は以前の僕とは考え方や行動や目指すものなどは随分変わった。後悔はしていない。
でも君は本当に全然変わらない。
これもまたきっと動かぬ事実なんだろう。

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